肩こりの種類
筋肉疲労が原因の肩こり
筋肉が疲れると血行が悪くなり、肩こりを引き起こします。
筋肉は十分に伸縮することで筋力や柔軟性がアップし、血流が促され、良好な状態を保つことができます。
しかしデスクワークなどで長時間同じ姿勢を取り続けると、筋肉に疲労物質が蓄積して肩のだるさや痛みなどの症状が出ます。
運動不足が原因の肩こり
運動不足も肩こりの原因となります。筋肉を動かす機会が少ないと筋肉は硬くなり、血行不良を起こします。
また、筋肉は血流を促すポンプの役目も果たしているため、運動不足で筋力が低下すると血液循環はさらに悪化し、肩こりにつながります。
適度な運動を心がけましょう。
ストレスが原因の肩こり
肩こりは、筋肉の問題だけでなくストレスによっても引き起こされます。
内臓や血管の機能は「自律神経」という神経によって調節されています。
ストレスは自律神経の機能を低下させ、血行が悪くなり肩こりにつながります。
また、ストレスは筋肉の緊張も引き起こし、肩こりを生じることもありますので、普段から自分なりのストレス解消方法を見つけておくことが大切です。
肩こりが引き起こす症状
頭痛
肩の筋肉の緊張や血行不良は、頭蓋骨を覆う筋膜にも影響します。
肩同様に緊張し血流が悪くなった頭蓋骨の筋膜は、痛みを感じやすい状態となり「緊張型頭痛」が起こります。
めまい
平衡感覚を司る内耳(ないじ:耳の奥のほう。鼓膜よりもさらに奥。)は、肩こりによる血行不良の影響を受け、めまいが生じることがあります。
しびれ
首の骨と骨の間のクッション材である椎間板の変成や、首の骨と骨がぶつかり合ったりした結果、神経を刺激してしびれが生じることがあります。
集中力の低下
肩こりによって自律神経のバランスが悪くなると、集中力を低下させ仕事などの作業効率が悪くなることがあります。